決定版♪コストコ「オキシクリーン」使い方&気になる成分
今回は、コストコの人気洗剤「オキシクリーン OXICLEAN」についてお伝えしたいと思います。アメリカでは定番の洗剤で最近では日本でもTVで紹介されたり、ネットでその効果が実証されて大変注目されていますね。使い方は、たっくさんあって洗濯用としてはもちろん、お風呂やトイレ、キッチン周り、窓、網戸、床など家じゅうのお掃除に使えるんです。まさに万能な洗剤ですね。こんなに広く使える「オキシクリーン OXICLEAN」ですが、あらゆるものをピカピカにするだけに成分がとっても気になります。小さなお子様がいるご家庭はさらに気になるところ。そこで、成分について調べ、実際に使ってみたので使い方をご紹介させていただきます。
「オキシクリーン OXICLEAN」の成分について
洗濯用洗剤としてだけでなく、家じゅうの掃除に使える「オキシクリーン OXICLEAN」ですが一体その成分は何なのでしょうか。パッケージ裏の表記はこちらです。
~原材料~
・品名…衣類、布製品、台所まわり、水まわり、食器、家具用漂白剤
・成分…過炭酸ナトリウム(酸素系)、界面活性剤(エトキシレートアルコール)、水軟化剤(炭酸ナトリウム)、洗浄補助剤
・液性…弱アルカリ性
・用途…衣類などについた頑固な汚れやシミを落とす
・正味量…4.98㎏
▼オキシクリーンは酸素系の漂白剤
このような表記なっています。メイン成分は過炭酸ナトリウム(酸素系)。過炭酸ナトリウムとは、炭酸ナトリウム(炭酸ソーダ)と過酸化水素が合わさってできたもの。どちらの成分も自然界のもので水や人間の体にも存在する物質です。この物質には酸化力(有機色素を簡単に無色化する働き)があるため、漂白剤や除菌剤、消臭剤としてよく使われています。そういえば、家にある「ワイドハイター」もこの過炭酸ナトリウムが主成分です。いわゆる酸素系の漂白剤ですね。
▼漂白剤には酸素系と塩素系がある
漂白剤には「オキシクリーン OXICLEAN」やワイドハイターなどの酸素系の漂白剤とキッチンハイターやカビキラーなどの塩素系の漂白剤があります。塩素系漂白剤の方が漂白力は強力なので色柄物だと色落ちをしてしまう危険があります。また、ノロやロタなどのウイルスをやつける効果があるのも塩素系の漂白剤。また鼻がツンとする刺激的なニオイもあり、汚れを分解した時に出る塩素ガスは体に有害とも言われています。酸素系の漂白剤は、色柄は落とさず汚れのみを落とす作用があるのが特徴です。あと除菌効果、消臭効果もあります。汚れを分解した時に出る酸素ガスは人体には無害と言われています。
▼オキシクリーンは安全?
また、酸素系の漂白剤「オキシクリーン OXICLEAN」の主成分は自然界の物質なので、使った後も水に流せば分解されて自然に戻ります。とはいえ、汚れを漂白してしまうほどの洗浄力がある洗剤です。手や体に付いて放置していれば角質を溶かす=肌荒れを起こす危険性もあるので、きちんと洗い流す必要があります。使用する際はゴム手袋が必須ですね。もちろん子供が誤って手や体に付けてしまった時も必ず洗い流さなければなりません。使用する上できちんと注意して使うことが大事ですね。
アメリカ製と中国製の違い
実は、「オキシクリーン OXICLEAN」はコストコで売られているアメリカ製の商品と、中国製の商品があるのです。そしてその2つには違いがありまして。それが、成分。「え、同じ商品名なのに成分が違うの?」と思いますが、違うんです。
コストコ(アメリカ製)「オキシクリーン」成分
過炭酸ナトリウム(酸素系)、界面活性剤(エトキシレートアルコール)、水軟化剤(炭酸ナトリウム)、洗浄補助剤
中国製「オキシクリーン」成分
過炭酸ナトリウム(酸素系)、炭酸ナトリウム(洗浄補助剤)
コストコ(アメリカ製)の「オキシクリーン OXICLEAN」には界面活性剤と水軟化剤(柔軟剤)が入っているのに対して、中国製の商品には入っていないのです。界面活性剤とは洗浄力をより高める成分でできており、国内メーカーの洗剤の多くにも入っています。ポピュラーな洗浄成分ではあるのですが、肌荒れの原因になったりすることもあるようです。より安心なものを求めるのであれば中国製の「オキシクリーン OXICLEAN」をご購入するのが良いかもしれませんね。洗浄力はアメリカ製といったところでしょうか。アメリカ製と中国製でパッケージに違いがあるので、分かりやすいかと思います。
▼アメリカ製の「オキシクリーン OXICLEAN」
↑インターネットでは2810円(送料込み)ほどで購入できるようですが、コストコでは同じ4.98㎏で2168円(税込)で購入できます。近くにコストコが無い方にはインターネットショッピングが便利ですが、お値段を考えるならコストコですね。
▼中国製の「オキシクリーン OXICLEAN」
今回は、コストコで購入できるアメリカ製の「オキシクリーン OXICLEAN」について使い方などをご紹介させていただきます。
「オキシクリーン OXICLEAN」の使い方
★まずはオキシ液を作る
「オキシクリーン OXICLEAN」は粉洗剤です。まずは、粉を溶かしてオキシ液を作る必要があります(洗濯で使う際は粉のまま洗濯機にインします)。大事なのは、お湯に溶かすこと。お湯の温度は40℃~60℃が最適と言われています。お湯3.8リットルに対して付属スプーン1杯が目安です。オキシ液ができれば、洗いたいものを漬けます。漬ける時間は20分以上です。これが巷で言う“オキシ漬け”。気になる方はインターネットで検索してみてください。色んなものが“オキシ漬け”でピカピカになっております。ちなみに、6時間後には洗剤の洗浄力が無くなるようです。ではこのオキシ液で家じゅうをお掃除していきましょう。
オキシクリーンを必要量入れて、お湯を入れながら混ぜます。これでオキシ液の完成です。
※用量・ポイントはあくまで私が使用する目安の量です。参考までに記載しています。洗うものの材質や素材の様子を見ながら慎重にご使用ください。
※用量は付属の計量カップのメモリ(1メモリ約28グラム)で表記しています。全量で1カップと表記。
★衣類の洗濯に
・いつもの洗濯
<用量> 60リットルに対してオキシクリーン1~3メモリ
<ポイント> 洗濯物を入れる前にオキシクリーンと洗濯洗剤を入れます。あらかじめお湯で溶かしたオキシ液を入れる方が汚れは落ちます。
<注意> オキシ液の濃度が濃すぎると、洗濯槽の汚れまで落ちてカスやカビが浮き出てくるので注意が必要です。
・食べこぼしのシミ(時間経過)、泥汚れ、血液など
<用量> お湯2リットルに対してオキシクリーン2~4メモリ
<ポイント> 洗い桶やバケツなどでオキシ漬け。1時間ほど放置した後、もみ洗いしてきれいにすすぎます。
<注意> オキシクリーンはシルクやウールには使用できないので素材を確認した後に使用しましょう。
★上靴・外靴に
<用量> お湯2リットルに対してオキシクリーン2~4メモリ(汚れがひどい場合は増量)
<ポイント> バケツにて1~2時間ほどオキシ漬け。その後、ひどい汚れはタワシでこすりながらすすぎ洗いし、天日干しにする。
(洗浄前)洗う前の息子の外靴です。全体的に砂を被ってドロドロの状態です。
(オキシ漬け)洗面台にお湯をはってオキシクリーンを投入し、1時間ほど放置しました。
(洗浄後)オキシ漬けから上げてみると、びっくり!ピカピカです。
★キッチンで
・ガスまわり、レンジフード、換気扇
<用量> お湯4リットルに対してオキシクリーン4メモリ
<ポイント> しつこい油汚れには熱めのお湯を使用。30分以上オキシ漬けにした後、洗い流します。その際に、歯ブラシやタワシでこすり洗いするとより汚れが落ちてgoodです。
(洗浄前)油でギトギトのガスレンジです。こびりついたコゲ汚れもあります。
(オキシ漬け)お湯に漬け込んで1時間放置しました。
(洗浄後)こびりついたコゲは若干残っていますが、大方の油汚れが落ちました。かなり気持ちが良かったです。
・鍋(ステンレス)、魚焼きグリル、茶渋や汚れがついた食器
<用量> お湯4リットルに対してオキシクリーン1~4メモリ(汚れ度合いに応じて増減)
<ポイント> 洗い桶を使って鍋、魚焼きグリルを漬け込みます。60分以上オキシ漬けした後、スポンジなどでこすって洗い流します。
<注意> 鍋についてはステンレスのみに使用可能。その他金属ですとメッキが剥げる可能性があります。テフロン加工のフライパンも不可です。
(洗浄前)茶渋がかなりついた状態の急須です。
(オキシ漬け)お湯で作ったオキシ液につけて40分放置しました。
(洗浄後)茶渋がすっきり!汚れが落ちました。ツルツル、ピカピカで嬉しい使い心地です。
★お風呂で
・風呂釜、配管、付属品(椅子、洗面器、おもちゃなど)
<用量> 浴槽半分ほどのお湯に対してオキシクリーン2~3カップ
<ポイント> 残り湯にオキシクリーンを投入しオキシ液を作ります。お風呂の付属品をオキシ漬けにした状態で一晩放置。翌朝に排水して付属品をキレイに洗い流していきます。しつこい汚れは軽くスポンジでこすり洗いをします。また、風呂釜もスポンジで軽くこすってピカピカにしましょう。最後に、再度お風呂にお湯を張りつつ排水管もすすぎ洗いして終了。
・風呂壁、風呂床
<用量> お湯1リットルに対してオキシクリーン2メモリ
<ポイント> オキシ液をキッチンペーパーなどに染み込ませて汚れている部分に貼り付けます。その状態で30分~1時間ほど放置。その後、キッチンペーパーはゴミ袋に入れて、風呂壁、風呂床はキレイに洗い流します。
注意:風呂内にゴム部分があるとオキシ液で溶けてしまうことがあるので、その部分を避けるか、オキシ漬けの時間を短縮するなど様子を見て使用してください。
★トイレで
<用量> お湯2リットルに対してオキシクリーン1カップ
<ポイント> 便器にオキシ液を流し入れて、そのままの状態で30~40分放置。オキシ液に浸からないところはオキシ液を染み込ませたトイレットペーパーを貼り付けます。時間が経てばトイレの水を流します。しつこい黒ずみ、黄ばみについては軽くブラシでこすり洗いするとgood。
★窓・網戸に
<用量> お湯3リットルに対してオキシクリーン小さじ1
<ポイント> オキシ液の濃度が濃すぎると窓に洗剤スジが残ってしまうので注意です。オキシ液にぞうきんを入れて固く絞り、窓・網戸を拭いていきます。
★壁に
<用量> お湯1リットルに対してオキシクリーン2メモリ
<ポイント> オキシ液につけたキッチンペーパーを汚れた壁に貼り付けます(オキシ液の気化が気になる方はキッチンペーパーの上にラップをするとgood)。15分~20分ほど放置した後、ぞうきんで拭き取ります。
<注意> 部屋は閉め切らず、換気を良くした方がベターです。
(洗浄前)ずっと気になっていた壁のシミ。
(オキシ漬け)オキシ液を染み込ませたキッチンペーパーを壁に貼り付けました。
(洗浄後)雑巾で吹き上げたら、あら不思議!きれいにシミが取れました!スッキリ。
★フローリングに
<用量> お湯2リットルに対してオキシクリーン大さじ半分
<ポイント> オキシ液にぞうきんを入れて固く絞り、拭いていきます。
<注意> オキシ液の濃度が濃すぎるとフローリングのワックスが剥げてしまう恐れがあります。部屋の端で一度試してから拭き掃除していく方が良いです。
★洗濯槽に
<用量> 60リットル(洗濯槽の高水位)に対してオキシクリーン5カップ
<ポイント> お湯(40℃~50℃)を使うのがベストです。5分ほど混ぜた(洗濯機の洗い)後、一晩放置します。翌朝、5分ほど混ぜて(洗濯機の洗い)、浮いているカスやカビなどを網ですくいます。この工程(3~5分混ぜて(洗濯機の洗い)カスをすくい取る)をカスが無くなるまで行なったら、排水して洗濯機の自動コース(洗い、すすぎ、脱水)を行ないます。
まとめ
いかがでしたでしょうか。コストコで大人気の万能洗剤「オキシクリーン OXICLEAN」の成分・使い方についてご紹介させていただきました。改めて考えてみると、うちには、洗濯洗剤、お風呂用洗剤、トイレ用洗剤、拭き掃除用洗剤、窓用洗剤、レンジ用洗剤など多種類の洗剤を使い分けていることに気が付きました。そして、その使い分けをせずとも、どのお掃除にも使えるのが「オキシクリーン OXICLEAN」なんですね。とっても使い勝手の良い洗剤ということが分かり、これが人気の理由なんですね。使う上での注意があるとするなら、洗浄力が強すぎてオキシ液の濃度が濃すぎると、ゴム部分やプラスチック部分がふよふよになる事態にもなるので様子を見ながら使うのがベストです。まだまだ活用しきれていないので、今後も使う幅を増やしていきたいと思います。読者の皆様で「うちはこんな風に使ってるよ」「この使い方は最強」などアイデアがありましたらぜひコメントいただければ嬉しいです。